病院選び

 珍しくお便りを頂戴し、病院についての質問を受けたので、自分の病院選びについてちょっとメモしておきます。
 はじめにお断りしておきますが、わたしは自分のかかっている病院について明示するつもりはありません。このサイトのどこかに該当文字列があるかもしれませんが(笑)、ハッキリとは書かないでおきます。またメール等でもお答えする約束はできません。
 ただ単に、わたしは一患者であって、面倒なことに巻き込まれるがイヤだからです。
 それはともかく、どうやって病院を選んだのかな、というと、実はそれほど深い理由はありません。
 今お世話になっている病院で最初に受けた手術は傷跡修正で、一番最初に病院を訪れたのは、メスを入れるような話ではなく、もっと小さな相談事でした。
 そこから何となく話が膨らみ、色々お世話になる結果になっただけで、しかも最初にお世話になっていた先生は今この病院にはいません(そちらの先生にも厄介になることがあります)。
 要するに、何となく巡り合わせで行っただけで、フィーリングが合ったというだけです。
 今までに複数の病院・複数の先生に診てもらってはいますが、いずれもそんなに深くリサーチして行ったわけではなく、パッと行ってみて「この先生なら大丈夫かな」と思って通った、というだけです。
 調べた方が良いのは当然ですし、また実績のある先生なら安心感もあると思いますが、最低限のラインをクリアしていれば、あとは直観でしょう。
 ですから、悩んでいる方は、まずは脱毛くらいの軽い相談で、とりあえず一回病院に行ってみたら良いと思います。脱毛だけでも、多分初回なら診察があるし、看護婦さんたちのノリもわかります。ここで感覚が合わなかったら、そこで他の病院に乗り換えたら良いことです。
 どんなオペでも、完璧に行かないことはあるし、うまく行っていても、術後の腫れの引かない時期などは、必要以上に不安になってしまうものです。そういう時大切なのは、物理的な手術の結果そのものと同時に、その先生やその病院を信頼できているか、ということです。
 極端な話、手術そのものが微妙にベストではなかったとしても、信頼できていれば静かに待つことができるし、冷静に対応も選べるものでしょう。信頼できていないのにオペをお願いして、些細なことでパニクってしまったら、自分もしんどいし、病院にも迷惑がかかるし、誰も得しません。
 これも極論ですが、はっきり言って美容形成なんて、本人が納得できれば、それが正解でしょう。ちょっと目がぱっちりしてるとか何とか、他人は全然見ていませんよ(笑)。鼻が低かろうが高かろうが、胸が大きかろうが小さかろうが、気にしない人は気にしないし、幸せな人は幸せです。
 だから、結果的に自分の心が落ち着けば、それで「手術成功」なのではないでしょうか。
 そのためには、手術そのものが物理的に優れている必要もありますが、人と人の相性、そして病院の雰囲気との相性が、心の落ち着くものであることが、とても大事だと思っています。
 そういう病院を見つけるには、とりあえずあんまり深く考えず、診察だけでも受けてみるのが一番手っとり早いと思います。