傷跡のステロイド注射

 豊胸手術からもう少しで丸三ヶ月ですが、傷跡の赤みが引かないのでステロイド注射を打ってもらいました。
 この間傷跡の写真を載せたときからほとんど変化していません。体質的に赤みが引きにくいタイプなので、別の手術跡にもステロイド注射を打ってもらったことがあります。


 ステロイド注射は、肥厚性瘢痕やケロイドの注射でよく使われる方法でです。傷跡の治療には色々な方法がありますが、赤みに関して言えばかなり有力な手段のようです。
 と言っても、注射を打ってすぐに劇的に赤みが消える、ということはありません。一ヶ月くらいかけてじわじわ効いていきます。それでも一回くらいの注射ですっかりキレイになることはありません。どんな方法を取るにせよ、傷跡は気長に構える必要があります。
 ちなみに、ステロイド注射は「痛い」と悪評が高いのですが、そんなにものすごい痛い!ということはありません。傷跡に何度も注射を差して注入していくので、普通の注射よりは痛いですが、手術や筋肉注射を経験している人には大したものではありません。わたしも痛いのにはかなり慣れている方なので(笑)、「こんなもの?」と拍子抜けなくらいでした。
 わたしの行っている病院では、保険適応で打ってくれるので、コスト的には非常にお手軽です。
 豊胸手術を考えていらっしゃる方は、こうしたフォローもキチンとしてくれるのか、カウンセリングでしっかり聞いておきましょう。豊胸の傷跡はハッキリ言ってそれなりに大きいですから、ベストな治り方をしても完全に消える、ということはないと思います。ただ、できるだけ目立たなくする方法というのはあるので、その辺のについてもちゃんと説明できるお医者さんを選んだ方が安心でしょう。
 ちなみに、傷跡に張って使うトリポロンというシリコンシートもあります。ステロイド注射が赤みに効果があるのに対し、盛り上がりを抑える働きがあります。お医者さんでは「エフシート」という商品をすすめられることがありますが、小さく切って使えないのでちょっと不便。トリポロンの方が便利だと思います。
 前に別の傷跡に使っていて、豊胸手術の傷跡にも使いました。早めに始めたせいか、今回はよく効いてくれている感じがします。赤みはなかなか引きませんが、ケロイド状に盛り上がってはいません。
 こちらは保険適応にならないので、通販などで買った方が安いです。
トリポロン