顎プロテーゼの腫れ

 顎プロテーゼを入れてから約二週間経過したのですが、ちょっと予想外の展開になりました。
 最初のうちはイイ感じに腫れが引いていたのですが、その後急に腫れが悪化。二週間経った時点でもマスクなしで出歩けないくらい「顎の長い人」になってしまいました。
 どうして腫れがひどくなったのか、はっきりわかりません。上にズレるのが心配でつい手で抑えてしまったりしたのが、悪かったかもしれません。なるべく触らない方が腫れは早く引きます。
 また黄体期には一般に身体が浮腫くものなので、関係あるかもしれません。
 ただ「顎の長い状態」が腫れによるもの、と分かったのはむしろ救いでした。最初は「整形失敗!?」と思ってかなり凹みました。顎プロテーゼは顎を前に出すものであって、顎を長くするのではありません。顎の長さが欲しい人は、下の方にプロテーゼを入れて長くすることもできますが、一般的にはEラインを揃えるために前に出します。わたしは元々面長な方なので、これ以上顎が長くなってはたまりません。それが明らかに「より顎の長い顔」になっていたので、ほとんどパニックでした。


 この心理的ストレスは相当なもので、これから顎プロテーゼ手術をされる方は、よくよく覚悟しておいた方が良いです。
 先生によると「顎プロテをやった子は、みんな一時的にそれで凹む」とのことで、わたしも腫れは予想していたのですが、実際に自分の顔が腫れまくってブサイクになっていると、かなりパニクります。余程抜去しようかと思いました。
 一週間目の診察で腫れが悪化しているのがわかったので、腫れ止めの薬を出してもらったのですが、それでも引かず。「これは腫れのせいなんだ、一時的なものなんだ」と自分に言い聞かせ、マスク生活をさらに一週間延長したのですが、それでも良くならず。
 二週間目の診察で「もっと良く効く薬はないですか」と相談したところ、ステロイドの点滴をしてくれました。
 ステロイド点滴はフェイスリフトなどで腫れがひどい時にするもので、一般的には顎プロテーゼくらいで使うものではないらしいです。ステロイドですから連用すると良くないのですが、一二回なら問題ない、とのこと。
 このステロイド点滴が非常に効いて、翌朝には劇的に腫れがひいていました。本当にホッとしました。
 普通の人はこんなに腫れがひどくはならないと思いますが、余り長引くようなら相談してみても良いかもしれません。
 まだまだ油断はできないので、なるべく顎に触らないようにし、腫れ止めの薬を飲んでおきます。もちろん、お酒は厳禁です。
 また、これから顎プロテーゼを受ける方にオススメしたいのが「ひえぴた」です。寝る時に「ひえぴた」を貼っておくと、痛みが和らぎますし、多少腫れもマシになっている気がします。マスクと「ひえぴた」は必須です。
 とにかく、顎プロテーゼ直後の腫れは本当に心理的にこたえますから、心の準備だけは怠らずに望んでくださいね。根性に自信のない方にはオススメしません(笑)。