顎プロテーゼの異物感とケナコルト注射

 顎プロテーゼを入れて十ヶ月ほどですが、異物感が消えずに相談しました。


 顎プロテーゼを入れた時には色々トラブルもあって、結構辛い思い出なのですが、見た目については満足しています。
 問題は異物感。異物感といっても、顎そのものが気になるのではなく、口の中の傷跡の方です。
 顎プロテーゼは口の中を切って入れるのですが、その傷跡あたりがつっぱる感じがして、何だか綿が入っているようで気持ちが悪いです。気にならない時は忘れているのですが、一旦気になりだすと止まりません。シミを見つけてしまった時と一緒ですね(笑)。
 抜去してヒアロにしようか、とも悩んで、先生に相談したところ、傷跡修正やケナコルト注射(ステロイド注射)というオプションを教えてくれました。
 実は「傷跡が問題なんだ」ということも、先生と話していてはじめて気づきました。「抜去すればスッキリするんじゃないか」と思っていたのですが、考えてみると気になるのは顎ではなく口の中。突っ張る感じです。
 「傷跡が収縮して喋りにくい、気になる、という人がたまにいる」と言われて、「正にそれだ!」とやっと気づきました。
 診てもらったところ、少し傷跡が縮み気味、とのこと。とりあえずケナコルト注射を打ってみました。傷跡治療によく使われるステロイド注射で、ケロイド状(正確にはケロイドではなく肥厚性瘢痕)の傷の盛り上がりを抑えたり柔らかくしたりするものです。効果が出るまで一ヶ月くらいかかります。以前に豊胸手術の傷跡に打ってもらったことがあります。
 心なしか楽になった気がしますが、これは完全に気のせいでしょう。「そういう方法もあるか」と気づいたこと、プロテーゼそのものではなく傷跡が問題なのだ、とわかったことで、気持ちが楽になったのだと思います。
 とりあえず一ヶ月くらい様子を見て、ダメなら傷跡修正を受けるかもしれません。
 抜去は最後の手段ですね。