ニコチンダイエット? タバコと体重

 突然ですが、禁煙しています。今十日目くらいですが、既に吸いたい気持ちはほとんどなくなって、今度こそ成功しそうです。
 今までにも何度も禁煙したことがあり、半年くらい辞めてたこともあるのですが、「一本くらい」が命取りで失敗してきました。去年も年始に禁煙の決意を固め、三月くらいまで一本も吸わなかったのですが、その後喫煙者に逆戻り。仕事のストレスやら何やらと言っても、所詮言い訳です。ハイ、負け犬です(笑)。
 今気になっているのは、タバコとダイエット、ニコチンと体重の関係です。


 「タバコをやめたいけれど、太るとイヤだから」という人が結構いると思うのですが、とてもとても気持ちがわかります。太る恐怖というのは、本当に尋常ではありません。
 タバコを吸うと痩せる。多分これは本当です。
 食べ物がおいしくなくなるだけでなく、ニコチンには食欲を抑える働きがあり、更にニコチン自体にもカロリー消費をやや高める効果があると言われています。
 「ニコチンダイエット」なる裏技ダイエットは、このニコチンの働きを利用したものです。タバコも吸っていないのに、ニコチンパッチや二コレットを使うのです。実際に効果があるのではないかと思います。
 もちろん、そんなダイエットは到底お勧めできません。一人の(元)喫煙者、一匹の負け犬として申し上げますが、タバコは百害あって一利なしです。仮に「痩せる」という一利があったとしても、残りの99は害です。まぁ、そんなことは言われないでもわかっていますよね。
 ニコチンダイエットはお勧めできませんが、ニコチンパッチや二コレットでタバコをやめる、という方法には賛成です。わたしもこの方法で禁煙中です(ニコチンパッチはかぶれる体質なので、二コレットを愛用)。
 ニコチンパッチや二コレットも、いつかはやめなければ意味がありません。でも、変に潔癖主義で「ニコチンを一切断つ!」と意気込んでしまって失敗するより、ゆっくりでもいいから離脱できた方が良いじゃないですか。
 しかもこの方法は、喫煙ダイエッターの「タバコをやめたいけれど、太るとイヤだから」という気持ちを、和らげてくれます。ニコチンは摂取しているのですから、カロリー燃焼効果はあるのです。もちろん、徐々に減らす必要はありますが、最悪、一生ニコレットを噛んでいたとしても、タバコよりはマシです。ニコチンだけで、タールはないのですから。おまけに、ガムを噛んでいると唾液が出て、食欲が抑制される効果があります。ニコレットは硬いガムなので、かなり長いこと気を紛らせれることもできます(噛まないで舌の下に置いておくのですが)。
 わたしは本当に、「一生ニコレットでも構わない」くらいの気持ちです。ニコレットは高い、というイメージがあるかもしれませんが、タバコよりは安いです。個人差が著しいので何ともいえませんが、わたしは一日ニコレット三個くらいで済みますし、コストは200円くらいです。タバコ一日一箱だとしたら320円ですから、多少は節約になっています。
 それでもタバコを辞めて太るのが怖ければ、タバコを辞めた分、ゼニカルでもサノレックスでも、本当に効果のある高いお薬を使えば良いのです。これらも薬ですから副作用はあるでしょうが、医薬品として認可されているのですから、タバコよりはマシです。コストもタバコと同じくらいだと思います。
 というわけで、ニコレットで禁煙中です。今のところ、特に体重の変化はありません。
 美容という意味では、タールがなくてもニコチンだけで血管にダメージがありますし、まだまだ離脱と言えないのですが、歯の汚れからは早くも解放されました。歯医者さんは高いですから、このコスト削減効果だけでも、ニコレットは割に合うでしょう。
 自分を追い詰めるためにも、同じように「タバコはやめたいけれどダイエットが」と考えている皆さんのためにも、繰り返し書いておきます。一生ニコレットでもタバコよりマシ!
 ちなみに、個人的には普通のニコレットよりニコレットミントの方が気に入っています。
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